Kazuhiko Akiyama Official Blog

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IT人材白書2010

情報処理推進機構から、「IT人材白書2010年」のポイントが紹介されていた。
概要は次の通りだが、低迷する企業環境を反映した内容となっています。
 
 
IT人材の動向
 「IT人材需給バランスの質的変化」
  IT人材の量的な不足感の後退が顕在化し、供給側(IT企業側)のIT人材の質的な不足感は依然として高い。
  但しユーザー企業におけるIT人材需要は、量・質の両面において不足感が強い。
 「職種ニーズに変化の兆し」
  高度な技術力を持ったITスペシャリスト(ITS)が増加しているほか、ITアウトソーシングに対する需要増の影響を受けて、
  ITサービスマネジメント(ITSM)などが増加している。
  ユーザ企業では、テクニカルスペシャリストが増加傾向にある。これはビジネスにおけるIT活用が進む中、技術力の高い人材を
  確保しようとする動きを反映していると考えられる。
 「本格化するグローバルな人材の活用」
  特に近年、ベトナムでのオフショア開発が高い伸び率を示しており,オフショア開発国としての存在感が高まっている。
  IT企業では、オフショア開発の活用は、今や当たり前となり、ビジネスのグローバル化への対応の時代へと進化し始めている。
  IT人材の活用も,グローバル、フラット化の時代へと進んでおり、IT企業には。グローバルなIT人材活用への対応が求められている。
 「新たな発展段階に来たスキル標準の普及」
  ITスキル標準は、人材育成に取り組む体力のある企業(大手IT企業)に対しては、概ね浸透したと言えるフェーズにある。
  情報システムユーザースキル標準(UISS)は、普及の状況を見つつ、導入における課題等を分析し、効果的な施策を展開することが求められている。
 「効果が求められる産学連携教育」
  今後は、実践的な教育の流れを加速させ、産学による高度なIT人材育成を産業競争力に結実させていく必要がある。
  IT企業のなかには、情報系分野の卒業生も、学生時代にチームによるソフトウエア開発を体験しておくことの重要性を指摘している。
 「ビジネスに求められるIT活用力」
  ITをビジネスの中で”使いこなす”ための幅広い知識・スキルが必要とされている。
  平成21年度より、ITパスポート試験が設けられたが、今後は、教育機関や企業において、同試験を有効に活用する取り組みが求められている。
 「実態とは異なる3Kイメージ」
  IT人材の仕事や職場の環境に関する満足度調査から職場の雰囲気に対する満足度が高く、休暇の取りやすさやプライベートとの両立に対しても
  満足している様子であり、世間で話題に上がる3Kのイメージとは異なった結果となった。
  しかしながら、現下の景気低迷による業務量の減少が、職場環境に大きく影響を与えていることは否めず、景気の回復を待つのではなく、
  産業自ら変化してゆくことで、3Kイメージを払拭することが重要である。
 「IT人材個人の不安原因は将来の不透明さ」
  技術の進展や企業を取り巻く環境の変化が加速する中で、現状への不満より、将来への不安を強く感じる傾向にある。
  現在のような不透明な時代であるからこそ、IT企業は、自社の方向性や将来ビジョンを明確に伝え、IT人材が、産業や企業の将来に魅力を感じ、
  誇りを持って生き生きと働ける環境を創り出すことが重要である。
 「将来を支える専門性の追求が飛躍への道」
  IT人材の質的な不足感は顕在化しており、IT企業は、情報サービス・ソフトウエア市場は将来的には拡大する一方で、国内外のIT企業との
  競争は今後一層激しくなると予想し、IT人材個人に対しては、現在以上に高度な技術・スキルが求められていると考えていることが把握された。
  情報サービス・ソフトウエア技術や市場に関する動向は、IT企業やユーザー企業の役割に変化を与えつつある。こうした中、将来の発展を支える
  専門性のさらなる追求が、IT企業やIT人材個人の飛躍の道であると言える。
 
 
引用