IT経営ってなあに?
IT経営ロードマップ改訂版(平成22年3月経済産業省)によると、
IT投資本来の効果を享受するためには、目的なく、単に現業をIT化するだけでは、十分であり、自社のビジネスモデルを再確認したうえで、経営の視点を得ながら,業務とITとの橋渡しを行っていくことが重要であり、このような、経営・業務・ITの融合による企業価値の最大化を目指すことと、定義されています。
大手企業の中ではすでに実践しているところも多いのですが、中小企業ではまだまだ出来ていないのではないでしょうか。
ここで重要なのは、経営の視点だと思われます。
それはなぜか?
ITはあくまでもツールであり、IT化することが目的ではないはずです。
目的は企業価値の最大化、つまり儲からなければならないのです。
そのためまずは取り組むべき企業改革や業務改革の指針を明確にしなければなりません。
これが中途半端であったり明確にならずに着手した場合、使えないシステムが出来上がりそのシステムを使うことが目的になってしまいます。
これがよく聞く使えないシステムであろうことは間違いないでしょう。